双子見たくて、夏(SIREN感想)

こんにちは。前世でもお会いしましたよね？

SIRENクリアしたのでなんらかの記録です。

八月四日からSIRENをやってました。

得意なゲームは「文字読むやつ」と「牧場とかやるやつ」です。

ホラーはあまり見ないし読まないタイプです(こわいので)

でも因習陰惨インモラル「村」とか、その村の意味深な「双子」とかは大好きです。

やさしいひとが異界入りシーズンに「この二人絶対に好きだと思います」と教えてくれました。

そう、牧野と宮田です。

「医者」「求導師」「双子」「兄弟」の羅列を見てもう頭がおかしくなりそうでした。

マジでぜったい好きな奴じゃん。

フィクション双子大好き、とにかく双子が吸いたくてSIRENをやりました。

難しくてたのしかったです。

双子いっぱい吸えました。

SIRENはむずかしいが、たのしい。(結論)

結論が出ましたね。

以下に蛇足が書いてあるから、読まなくても大丈夫ですよ。

・怖さについて

屍人がワッて出るのはもちろんマジで嫌なんですが、

「怖い」で言ったら人間が怖かったです。

同行者が怖い。

神代・安野・四方田・前田、みんな黒髪だし肌白いじゃないですか。

ゾンビを警戒してるときに霧や暗闇からヌッて出るとクソ怖いんですよね。

四方田が掃除用具入れまで付いてくるの、待つときずっと怖かった。

「ちゃんとついてこいよ！」と

「来ないで！！！！！！」

が私の中で暴れる。

しかも歩いてるとき……特に段差降りるときにときおり「中身」見えちゃうじゃないですか。

カメラ位置の関係で頭の中身が見えちゃう。

中身にも顔張り付いてるじゃないですか。

ポリゴン的な問題なんですが、クッソ怖いんですよね。

あれが嫌すぎて牧野&前田のシナリオ半泣きでやってましたよ。

その辺別に意図してない恐怖だとは思うんですが、まあ全体的に怖いからこそ、そういうとこも怖いんだよね…………。

屍人が怖かったのは隠れたり後ろついてく系の場面ですね。

あの怖さは夜眠れるから気が楽です。

まあ前田家シナリオみたいな夢とか見たら飛び起きますが……あれは寝る前には悪さしないので……。

はないちもんめ聞きながらこっそり歩く廊下、マジで嫌。

四方田はよく頑張ったよ……四方田ほんとえらいよ……。

あと弾切れはマジで怖いです。

でも「銃で殴れや」とも思うので、怒りで恐怖が薄れます。

ていうか残弾とか持ち物が確認できるってだいぶ長いこと気が付かなかったんですよね。

自分の察しの悪さも怖い。

あと難易度について後述するんですが、少なくとも私は、攻略バリバリ見てもありえないほど死んだので、怖いシーン何度もやるはめになるんですよね。

攻略見ないと、死なないにしてもアイテムの場所とか探さないといけなくて、やばい怖いと思う。

私には耐えられない恐怖。

ただ、ゲームくそ上手いマンでも、少なくとも二回はプレイしないといけないゲームシステム……！

未知の恐怖が次々襲いかかるより良いかもしれないが、「ここ怖いとこだ」ってわかってて飛び込むのマジで嫌……！

まあホラーなので「怖い」と「嫌」は褒め言葉です。

私は比較的ゾンビが怖くならない系だと分かったんですが、

それでも八月の夜に一人でプレイは怖いですね。

・難しさについて

難しかったね……。

何回か「頭の血管切れるかもしれん……」になりました。

難易度的に攻略見てもどうしようもねー所あるなと分かったので、詰んだらすぐ攻略見てました。

私はゼルダの伝説シリーズも自力クリアした経験がないため、壮絶な戦いでした。

まず、まともに歩けるようになるまでだいぶかかりました。

みんな扉とか道の木にガッツンガッツンぶつかるし、歩こうとしてもダッシュしてしまう。

ラチェットスパナ取り行くだけなのに勢いよく激突。

でもヤバいくらい「Try again」やってると流石にスムーズに走れるようになれますね。

最後はもうスゲーあんよが上手でしたよ。

あと、視界が悪いかわりにアイテム落ちてるとカメラが切り替わるんですが、あれはあれで操作難しいんですよね。

「倉庫から全然出られないが？」と泣きそうになったことがあります。

カービィのエアライド「ウエライド」ができなかった人類はもうあれ全然だめでした。

最後までバグったルンバみたいな挙動をしてしまった。

序盤、ほぼチュートリアルとか無かったので世界の厳しさを感じました。

銃の打ち方も分からんし……。

アイテムの確認ができることもしばらく知らず、

いつ竹内の弾が無くなるのか怯えて暮らしてました。

あとマップが見れることもだいぶ長いこと知らなかったし、

まさかマップに現在位置がなくて余計に混乱するとは思いませんでした。

現実くらい厳しい。

方向音痴に視界不良の羽生蛇は最悪。

アーカイブ回収で攻略wikiの力を借りようと思ったら知らん家の名前が出てきて詰み、

動画なら分かるじゃろと思ったが全然分からなくて詰み、

とにかくスナイパーに見つからないようコソコソ走り回って

片っ端から家を見たりしてました。

なんなんだ？

でも、道迷い人としては動画の方がいいですね。

それでも分からん時があるとしても。

キャラクターごとの難易度で言ったら断トツ志村ですね。

そもそも私はシューティングとか全然出来ないマンなので、

華麗なお排泄物エイムで屍人たちの平穏な生活に貢献しておりましたわ。

そもそもスコープ覗くとだんだんズームするとかそういうのアリなの？

そんなことある？

シューティングってそういうことあるの？

ピントってそうやって合うものじゃないよね？

もう相手どこにいんのか全然わかんないよ。

そんでスコープに収められても外すんだよね。

なぜなら私の手は力加減が下手だし、相手は相手で動くからです。

世界ってスナイパーをやるには難しすぎるよ。

SIRENもSIMURAも悪くないが、スナイプというのはたいへんなんだよ。

お分かりかもしれませんが、「1分55秒以内に安野と脱出」「淳VS須田」で頭の血管キレそうになりました。

冷静に考えてくれよ。

タイムアタックしないと進まないこと……ある！？

あるんだなぁこれが……羽生蛇だし。

ラスボスよりその前のうるせー男がげきつよなこと……ある！？

あるんだなぁこれが……羽生蛇だし。

安野、須田と行動してる時とかも

「扉開いて、やったぁ！　と喜ぶ→撃たれる」

「待て→なんか気がついたら襲われてる→おしまい」

みたいなことがちょいちょいあったんですが、

『1分55秒じゃないからな……1分55秒に比べれば……』と思うと気が楽になりました。

タイムアタックまじで攻略見るとかそういうレベルじゃなくて血管切れるところだったよ。

人生であんなに5秒縮めたかったの、生まれて初めて。

・シナリオについて

因習とか大好きマンなので楽しかったです。

ただ……なんと……シナリオの解釈もわりと難しいのである。

ボケーっと口開けて見てるとよく分からないことがある。

ボケーっとしてた私が悪いです。

難しいというか、大前提として個人的に映像から情報ゲットが苦手なんですよね。

なのでデバフかかった人間の感想です。

シナリオの繋がりあるものの、間が飛んだり戻ったりするし、中盤からは選択して順番に終了条件片付けてたので、時系列も一旦落ち着かないと混乱しました。

ぼんやり生きてるせいかもしれない。

ただ、攻略のためにした行動は後の時間のステージにも残ってるので、ちゃんとやってるとそういうのも感じられるのかもしれませんね。

私はずっと道が覚えられなかったので、どこがどこだかわかるのに時間がかかりました。

ヘタクソ懺悔になってしまってないか？

懺悔おしまい。興奮した部分の話をします。

シナリオで興奮した部分、

「山中の村の蛭子信仰」「バナナ型神話」「八百比丘尼」「双子」「双子の天使」「双子」

です。

※以下に考察ぽいことを書いてありますが、これは

「反芻したり連想すると興奮するからそうしている」

というものです

・蛭子信仰

　なんで興奮してしまうのか自分でもよくわかりませんが、興奮してしまいます。

　埼玉県民なので海が好きなのかもしれません。

　漂着物・蛭子信仰が山中にあるとウキウキしますよね。確実に「何か」が隠れている。

　羽生蛇では、ヒルコと人魚、あとはマナ(天から降ってきたパンでいいのか？)　が混じり合ってるんですかね？　

　こういうの考えてると楽しいですよね。

・バナナ型神話と八百比丘尼

　これは興奮しちゃうやつです。

　不老不死のたぐい……みんなも好きだよね？　わたし大好き……。

　「天から降る」「不老不死」などのワードだと、アムリタを連想しますね。

　アムリタは甘露と混ざったから天から降る属性が追加されてるんですか？　

　不老不死の霊薬に詳しい方がいたらぜひ教えてください。

　とにかく羽生蛇に降ってきたのは「なんか手を出したらやばそうなやつ」でしたが。

　やばそうなやつ、食べちゃったか〜しょうがないね〜。

　八百比丘尼のこと全然知らなくて「まな板の赤子の伝説」に震えまくってたんですが、似たような話があるんですね。

　なんで人魚持って帰るの？　怖いんだけど。

　しかも羽生蛇verだと捨てるじゃん。さらに怖いんだけど。なにがしたかったの？

　そんで木花咲耶と石長比売の話もありましたね。

　まな板の赤子が人魚キャンセルバージョンだったのに対して、こちらは木花咲耶キャンセルバージョン。不老不死が反転しそうですね。

　誰かどんな目的でこれ言い出したんだろう、どっちもアレンジやたら怖いし…………。

・うりえんと天使と双子

　さて、羽生蛇の双子は宮田&牧野と恩田姉妹です。

「一緒だぁ。先生も双子？」

　知らんかったんかい。それはそれとしてここニヤけが押さえられませんでした。

　うひひ！　やったぁ！　宮田医院に2組も双子がいる……！

　宮田医院には更に、「うりえん」と「天使のレリーフ」があります。

　いや、双子ボーナスステージじゃん。嬉しすぎてどうにかなっちゃいそう。

　双子が結集する宮田医院、明らかにわざとやっていますよね。

　羽生蛇にとって双子はなんかあるっぽいですね。やった〜！　嬉しい……！

　道祖神・うりえん・天使のレリーフあたりが二人並んでるやつで、似たものを感じますね。

　このうち双子と明記されてるのは天使のレリーフ。

　天使のレリーフはほぼ間違いなく宇理炎であることでしょう。

　道祖神との関係はないかもしれませんが、うりえんを模した物を道祖神として扱うことで、屍人や狂った時間から生者を切り離せるとかそういうことに……なりませんか？

　モチャモチャ言っちゃいましたが……

「双子は多いほど嬉しいんですが、そうなりませんか？」

　と言っています。

　まあいいや。双子だと思わせてください。

　幸せな夢を見たいので。きっと屍人たちも見ているような幸せな夢が…………………

　とにかくうりえんは双子ということにします。できれば道祖神も。

　そして「うりえん　ソード/シールド」かつ男女ですね。

　この双子は「同一であり、対になる」という意味合いがあるんでしょうか。

　こちらは宮田と牧野。

　白衣と黒衣。

　絶対「あえて」じゃんヤッタ〜〜！！！

　これらが「同じではない」ことに意味を持つとしたら恩田は「いずれ同じになる」ものとしてあるんでしょうか？　

　牧野と宮田が同化・共振したら最悪なので……。

　「逆だったら良かったかも」と「一人だったら良かったかも」みたいな……うりえんと牧野・宮田は別個じゃないと困る……どっちも要る……。

　牧野が武器すら持ってないのに大して宮田が『そんなにいらねーだろ』ってレベルで武器持ってるのも対称で対照なんでしょうね。

　うれし～(フィクション双子が似てても対極でも喜ぶ人)

・キャラクターについて

　操作可能キャラが多いので感情移入とか肩入れとか憎悪とかがあらゆるキャラにいきますね。

　いや～たのしいですね。

・須田恭也＆神代美耶子

『お前』じゃなくて『須田恭也』！

神代と須田、なんか仲良くなっていて、よかったねえーと思いました。

須田は主人公ポジションなので、ストーリー的には勝手に感情をちょっと移入していました。

そしたらラストで急に『ハンター』になるから、私を置いてかないで……になりました。

火かき棒は軽くて良いですね。もっと連打できるともっと良い。

でも狭いところで詰んだので、「須田……突きだ！！！！！」になりました。

ホラーに出てくる考え無し学生として満点じゃな～と思ってたんですが、

山でちゃんと目的地に行けてるからちゃんとしてるのかもしれない。

しかも、後から知ったんですけど、羽生蛇って秩父の廃村がモデルなんですか？

須田がたどり着けるわけない！　って現実逃避をしました(秩父線で意味わかんない遭難をした埼玉県民)

ふたりはずっと、時空のねじれた羽生蛇にいるんでしょうね。

なんか良いことあるといいね～。

・八尾

ヤオさんのことよくわかってません。

小学校の図書カードに名前あったから、ヤオさんも小学生だったんだな～って思ったんですけど、

よく考えたらヤオさんが小学生なわけ、……なくない！？

寿命を切り分けて与えたりできないのひどい話ですね。

まあ、なんか……頑張って……？

・竹内多聞＆安野依子

リボルバー、扱いやすくていいですね。近づいて懐中電灯付ければまず外さないし。

そのかわり……弾切れはかなり怖い……。

吊り橋燃やすの楽しすぎますね。

安野と竹内、すごい食い合わせ。ホラーとしては正解なのかもしれん。

この二人、なんか終盤のインパクトが強くて……。

竹内家に辿り着いてからのことです。

とにかく、竹内が両親に出会ったところがしんどかったんですね。

大人をやっている、大人をやる気のある、大人っぽい人間が「子供」に戻ってしまうと胸を押さえて倒れてしまうんです。

見てられないし、見られたくない所だな……と思うので。

それはそれとして見てはいけないところって興奮するんですけど。

しかもそこに「家族ごっこしてる場合ですか！？」と割り込む安野。最強なの？

安野、ちょっと鬱陶しく感じてたところがあのシーンで『最強』の要素になってしまった感があります。

ふたりも、羽生蛇からは出られないんですよね？

なんか良いことあるといいね……。

・志村晃

猟銃持ちの志村。

クソエイムの私。

それはまるで水と油……。

もう私は志村がどれだけ走ったら息切れするのか「感覚」でわかるので、

一番親しみを感じているかもしれません。

まあ、猟銃が扱えないせいで志村と居る時間が長かっただけですが……。

彼は自分で退場してましたね。

まあ、あれは「おしまい」ではない訳ですけど。

それにしても、退場ありなヒトなんだ～と割と意外でした。

私が『1分55秒』クリアしたてで浮かれてたせいかもしれません。

でも結局志村の性格的なところ、ほとんど知らんかもしれん……。

あんなに、一緒に火の見櫓落ちたのに……。

・高遠玲子＆四方田春海

せつないね……。

このふたり、もの悲しい気持ちでいっぱいになります。

高遠……高遠…………いいやつだよ、高遠は……。

でも良いヤツすぎて、たまにちょっと高遠が眩しくなります。

四方田は「よく頑張ったな……」の気持ちがかなり強い。

屍人にはぜったい勝てないし、なんの武器も使えないんですよ四方田は。

それでも押し入れに隠れ、こっそり後ろを歩き、慌てて狭い穴を抜け、声を殺し、陽動を使い、

…………四方田…………！

よく頑張ったな……四方田……！

彼女の今後の人生は想像も付きませんが、なんか……なんか良いことあるといいね……。

・前田知子

まあ……前田は操作すること少なかったね……。

前田……。

ごめんな……私……牧野を操作したとき……お前を置き去りに……。

前田…………。

・美浜奈保子

美浜なー。

美浜のこともよくわかっていません、私は。

まあ、こういう話に居ると便利な愚か人類なんだろうなとは思います。

銃は使いやすいから嬉しいですよね。

あんまり難易度で詰むこともなかったから、特別憎悪や同情がないのかもしれん。

自分から水入っちゃったからなあ。

残念でしたね。

彼女の行動が、彼女の思った結果にならなかったことは本当に残念です。

・恩田姉妹

双子……ウレシイ……

フィクション双子サツイ……ウレシイ……

ゾンビになったミナがリサぶん殴って名前呼んでたの、かなりぐっときました。

さっきも言ったように、彼女らは「ひとり」の方が上手くいったかもね、の二人なんだと認識してます。違うかもしれんが。

他に言うこと思いつかないな。

『あって欲しい人』、コミカライズ読んでようやく宮田なんだってわかりました。

マジかよ。

「やっぱり双子だな。死に顔までよく似ているよ」

起きている出来事は最悪だが双子好きオタクの興奮はクライマックス！！！！！！！！！

そのあと体めちゃくちゃ調べられたり杭で打たれたりした上、宮田の走馬灯にご登場までしていただく多忙なご姉妹。

大変ですね、応援してます。

したところでどうにもならんが。

・牧野＆宮田

こちらは『逆』の方がよかったね、の二人っぽいですね。

個人的には逆でも現状と大した違いはなかったと思います。

儀式失敗の直後とかに入れ替わったらいいんじゃないですかね(てきとう)

まあ何をどうしようと、光と闇が織りなすモザイクの中に愛と憎悪があふれ出すわけで……。

牧野、別に悪いことしてないのに村がめちゃくちゃになってんのかわいそう。

でもバールくらいは持って欲しい

(実際に『牧野』が武器持つと、牧野が武器使える訳ないだろとわめく)

宮田はなんか、救済的な「良いこと」したかったのかな？　と思いました。

でも良い感じに魂燃やして恩田姉妹の走馬灯見るのズルくない……？

だってついさっき杭とかで打ち付けてたんだよ、姉妹……。

まあ、別にいいけどさ……。

まあそんな感じです。

異界入りシーズン直後だったので、

来年はオンシーズンに蕎麦食いたいですね。

冷麺を手配できるようにしておきます。

continue to next loop……

それではみなさんまた来世