君はもう倫敦をひっくり返したか!?(大逆転裁判感想)
こんにちは。大逆転裁判たのしかったです(結論)。最高大満足ありがとう。
くそ長い感想を書きます。2までのネタバレがあります(多分)。
……ボクとしては。
こんなブログでネタバレを踏んじまうまえに、とっとと原作をプレイすることをオススメするね!
(人差し指シュッてするモーション)
http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten/
頑張りたまえよ、未来のミスター・ナルホドー!
(両手広げてガバって前のめりになるモーション)
というわけで、急にホームズのモノマネを始める変な人がブログを書いていることがわかったと思います。
引き返すなら今!
感想を書きますよ。
前提なんですが、逆転シリーズはじめてだったので、
くらいの知識しかありませんでした。
全体として、たぶんこれパスティーシュというか、「逆転裁判にホームズをぶち込んでよく煮込んだ」みたいなやつではないでしょうか?
他シリーズのことはよく知らないので、ひょっとすると毎回金田一耕助とかドルリー・レーンとか出演しているかもしれませんが……
パロディのネタっぽいちょいキャラとかではなく、ものすごい主役だったので結構びっくりでした。
主人公でも脇役でもないホームズ、わりと貴重な気がするので……
(シャーロキアンじゃないので変なこと言ってたら優しく教えてください)
ホームズが好きなのバレたところで、一話ずつ感想したいと思います。
1話「大いなる旅立ちの冒險」
主人公がなんと殺人容疑をかけられてしまったようです。ドキドキですね。
ガバガバ過ぎる法廷ルールにより、文字通りの自己弁護を開始します。
被害者はジョン・H・ワトソン。
…………ワトソンくんじゃん?????????????
ワトソンがまさかの被害者ということに困惑しつつも、亜双義チュートリアルのおかげで裁判は進んでいきます。
犯人の往生際悪くてムキー!! ってなりますね。
お前らみたいな奴がいるから裁判が長期化するんだよ!!!!
それにしても亜双義……なんてカッコいいんだ……!
こういう男が好きだしチュートリアルしてくれるから更に好きになっちゃいますね。
弁護台は打楽器!!!!
2話「友とまだらの紐の冒險」
まだらの紐!? またナルホドくん容疑者!?
とはしゃいでいたところ、頼れるカッコいい亜双義が鞄に親友を詰めて密航し出して気持ちがバラバラになりました。
ナルホドくんはお昼のおにぎりとかじゃないから、気軽に詰め込まないでほしい。
そしてホームズも出てきて、「ワトソンくんアレだけど、ホームズ大丈夫? 知ってる? 泣いてない?」と心配していたところ被害者が、
被害者、
ふーん……
これがホームズを煽った罰ですか? なるほどね~ ふーん……
プレイ済みの人間これが分かってて黙ってたんだな~なるほどね~
……死因がマヌケでは……??????
ところで亜双義、お腹いっぱいご飯食べて欲しい
(※プレイ当時の感想です)
3話「疾走する密室の冒險」
さあいよいよ倫敦ですよ。よくわからんうちに裁判に放り込まれる。鬼畜か?
ていうか、これはすごい大事な事なんですが、
「
……かっこよくないですか!?
漢字にカタカナのルビ振る奴大好きなのでこれ見るたびにテンション上がるんですけど!
とテンション上げてると、被告人が登場します。
「コゼニー・メグンダル」
……正気ですか!?
お金あげるおじさんの名前に「コゼニー・メグンダル」
さすがに直球とかそういうレベルの問題じゃない。すごい。すごいセンスだ……よく考えたらこれまでの人も結構な名前をしてたけど……それにしたって……
それはそれとして、お金あげるおじさん怪しすぎる……絶対悪徳高利貸しですよ、ナルホドくん気をつけてね……
あっバンジークス卿すごい好み。
なんで彼はワインを飲みまくる上にグラスもボトルもぶっ壊すんですか? DLCでワインボトルぶん投げる感動の理由がわかったりします?
謝れば何してもいいわけじゃないぞ……バンジークス……
あとナルホドくんの腕章直しモーションとか弁護台叩くモーションの新バリエーションとか見て「亜双義の影響エグい」と思いました
これはこの先だいぶずっと思います。亜双義の影響……エグい……!!!!
4話「吾輩と霧の夜の冒險」
吾輩……? と思ったらドストレートに登場する夏目漱石。
事件の内容的に漱石とばっちりすぎてかわいそう…………と思うんですが、漱石がかわいそうなのはまだまだこれから!!どんどん巻き込まれまくるぞ!!
4話は「ホームズに話を聞きたいけど、彼の住所も分からないし……」という完璧な前振りがあって興奮しちゃいましたね。ベイカー街221B!!!!!!!(早口)(大声)
ていうか、私は前話でワトソンくんのことでホームズ煽ったの反省しているというのに、221Bには麗しの天才少女、アイリス・ワトソンがいるわけですよ。
ホームズお前……お前裏切りやがったな!!! こんなパーフェクトにキュートな少女がワトソンだったなんて……貴様、許さん!
あと二人ガリデブ(なにそれ)がガリとデブで来たのズルいでしょ。ジョンとジョーンなのもだいぶずるい……
ホームズ、別に愚かではないので、「脳みそを回転させすぎ」と「変人度をカバーできるほど速やかに解決出来てない」が「なんだこいつ……」の気持ちを生み出しているのでしょう。知らんけど。
推理劇場のノリノリなナルホドくん好き。ナルホドくん英文科なのに英文学読んだことないらしくて心配。
4話はパットとローラが思い出深いですね。
パットを追い詰めるのつらすぎてボロボロに泣いてしまいました。後にも先にも裁判中に泣いたのはこれきりでした。
つらい……そりゃパットがしたことはいけないことだけど……でも……
ていうか個人的に「激務のせいで人間らしい生活ができてない」さらに言うと「眠れてない」の時点ですごい辛くて……激務も不眠も許せないから……
激務、世界から無くなってほしい(大逆転裁判関係なくないですか?)
夫妻に末長く幸福のあらんことを……どうか……頼むよ……悪い人たちなんかじゃないんだ……絶対……
5話「語られない物語の冒險」
無印最終話!
美味しそうな名前の紳士が質屋で一悶着。
「プロフェッサー」が出てくると、も、モリアーティ…………????と警戒してしまいますね。
ティンピラー兄弟! やった! 私は兄弟キャラが大好きです!
ウゼーの兄貴の行方はDLCですか!?(DLCに過度な期待を寄せる人)
ミルバートン&ティンピラー乳業、かわいい
(それはそれとしてハッチさん好きなので絶対ゆるさん)
私かしこいので分かっちゃいました! これ、ジーナさんのパパがレストレード警部として出てくるんでしょ!? かしこい!
(※あくまでプレイ当時の感想です)
というわけで無印クリア。
1話ずつは楽しくプレイできましたが、全体のストーリーとしては、俺たちの裁判はこれからだぜ! 感がありますね。
プレイ済みの人が血走った目で「2から本番です」と言っていたので素直に2にいきます。
なんかスサトさんぽい学生服のねーちゃんが見えるんですが……「ナルホド」………????
1話「弁護少女の覚醒と冒險」
出亜双義、きびしい(胸が苦しくなるので)
そして事件が起こり……で、出た……ガバガバルール法廷!
学生服のスサトさん最高ですね……最高……超可愛い……最高……
そして漱石。
お前……お前また余計なことに巻き込まれてるのか……なんで海なんか行くんだ……
ハオリさんとスサトさんがかわいい。世界の在るべき形をしている。
あっバスカビルだ!!バスカビル!!!謎のバスカビル!!!
これから何が起きるのか分からないけど、アイリスぜったい幸せでいてほしい……
2話「吾輩と霧の夜の回想」
謹慎中なのを回想という形で無印と同じような裁判できるのかしこいですね。
……例の裁判終わってすぐなの!?
マジで漱石になんか憑いてる……絶対憑いてる……
裁判ながくて心折れそうだけど(それはいつもそう)、ガス泥棒のくだりなんかすごい楽しかったですね。社長夫人のビジュアルが最高すぎたせいかもしれん。
これと無印4話、なんか犯人もその周りもしんどいな…………ガス泥棒は反省しろ……
皆さんはロミオとジュリエット、どっちが強いと思いますか?僕はジュリエットです
3話「未来科学と亡霊の帰還」
このへんからバンジークス卿の好感度がうなぎのぼりになることでしょう。たぶん。
そのように操作されているに違いない。
「エライダ・メニンゲン」……何故だろう、かけらも同情する気にならない……名前しか知らないのに……
え!? バンジークス卿の執務室……行っていいんですか!?
ありがとうごさいま……仮面の男飼ってる!!!!!???????
いや……100歩譲って大量のワイン樽・グラス・ボトルは良いとしても……仮面の男……しかもその男絶対……見たことある……ほらナルホドくんも見たことあるって言ってんじゃん……
剥げ! 仮面剥いでやれ、成歩堂!!
そして容疑者のドビンボー博士。名前が悲しすぎる…………
「おっとりして気のいい」バンジークス卿の話に「冷酷な”新人弁護士イジメ”でおなじみのバンジークス検事」って返すの強すぎて笑いました。なかなか言う……
あとレストレード警部も登場。自称警部なんか……………
裁判は、
理論が本物で犯人 vs 理論が誤りで無罪
の構図になったのなかなか楽しかったです。ボヘミアの王族まで出てきたし…………
プロフェッサーなる男の話も進んでいきます。よかった、よくわからんがホームズが滝に落ちることはなさそうだ……
4話「ねじれた男と最後の挨拶」
落ちることはなさそうだ……と思ったのにタイトルが不穏〜!!
ホームズ……ホームズ大丈夫だよね……? おまえにはアイリスがいるんだぞ……
バンジークス検事が弟とか(私は兄弟概念が好きです)、気がついたらランドストマガジンがストランドマガジンになってたとか、衝撃でワヤワヤになりながらも捜査を進めます。
被害者があの人なの本当にショックだし、トビー警部補ほんとにかわいい……
亜双義の頭、ハチマキがたなびいてないと寂しくて仕方ない。あと密航が上手。
裁判は、弁護士と検事に加えて被告人も法廷関係の人です。
つまり……わかりますか?
あらゆる台がバンスカバンスカ叩かれます。
セッションかよ。
セッションは最終話まで続くしその激しさは増すばかりです。
最終章「成歩堂龍ノ介の覺悟」
ていうか前話と最終章は言いたいことがたくさんありすぎて、何を言っていいんだか分かりません。
一応分けてるけどまとめてなんかウアーッッッて書きます。
まずホームズと相棒とアイリスのパパ。
アイリスのパパはともかく、なんか、ホームズの相棒が衝撃強すぎて呆然としてしまいました。私は自分で思っているより、その、ワトソンくんの存在が……
最後までプレイして、「アイリスのパパ」や「(小説の)ホームズの相棒」はいろんな要素が絡み合って、混じり合い、集合体みたいなものなんだな、と思いました。
アイリスの名前はワトソン! ってアイリスが決めたのもしんどさあったんですが、彼女のパパは一個人に限る必要ないですよね。
エンディング……前のエピローグ? でアイリスがホームズくんに手紙書いてたくだりでボロボロ泣きました。そりゃホームズも泣くよ……こんな……思い出すだけで涙出る……
続きまして亜双義とバンジークス検事。
マントの脱ぎ方が酷似している二人。顔が好み(個人の感想)。
この二人が余裕を失い、感情もあらわに言い争う姿というのはなかなかびっくりですよね。まあバンジークス検事は最初から日本人きらいオーラ出してましたが……
最後の大逆転は、この二人の立場をひっくり返しましたね。
親世代とか過去編好きなのでもうちょっと掘り下げてもらってもいいんですよ!! スピンオフとか……と思ったけどそもそも大逆転裁判自体がスピンオフでは?
……まあいいや……幸せになってほしいですね……
そして慈獄判事。基本的には結構好きなんですが、有罪! ワッハッハ! が体育会系のテンションすぎて体が勝手に拒否反応示したのでじぶんに驚きました。基本的には好きです……台壊しちゃダメだよ……
裁判の盛り上がりもすごかったですよね、セッションが。
「異議あり!」バシィッッッッ
「異議あり!」ドンッッッッッ
「異議あり!」ガィンッッッッ
そして鳴り響くヴォルテックス卿のアルティメット木槌!!!!!!
キィイイインッッッッッ!!!!!「静粛に!!!!!!」
この法廷……音に怯んだ奴が負ける!!!!!!
だが……負けるわけにはいかない……成歩堂龍ノ介には真実を見る「覚悟」がある……!!!!!!!!
唸る狩魔……ずり落ちる腕章……そして
「待った!」
法廷に声が響き渡り……その瞬間、誰もが息を飲んで成歩堂を見つめた!!!!!
成歩堂の手によって、証拠品は高らかに掲げられる……
「くらえ!」
「何それ」
「えっ」
私はライフを失った……いや、私ではなく成歩堂が……私の選択ミスのために…………
私は……こんな重要な局面ですら……お前を最強弁護士として演出してやることができなかった……許してくれ、全て私が悪いのだ……
……まあ色々ありましたが、謎も伏線も丸っと綺麗にまとまっていて、とても良い話でした。
画的な盛り上がりも、最後の大炎上が良かったですよね。
あれ裁判所全域やばいことになってたんじゃないのかな。
メグンダルより燃えてたよ。
そしてなんかカッコいい締め! エンディング!
よく分かんないけどミテルモン夫妻が平和でボロ泣きする私!!!!
成歩堂の弁護士ライフはまだまだこれからだぜ!!!!
密航じゃない船旅……先は明るいばかりではないが……きっと大丈夫だ!
だって彼には、真実を見る「覚悟」があるのだから……!
〜完〜
ということで(?)とても楽しいゲームでした!
逆転裁判シリーズほかのもやります!ありがとうございます!
それではまた来世!